Blog
ブログ

イタリアの塩って?

イタリアで使う塩とはどんなものだろう?

スーパーでもいろんな塩を見かけますね。

食卓塩
天然塩
岩塩
海外の塩など

どの塩がいいのか迷ってしまうほど

魚には海の塩で
肉には岩塩がいい

とか

いろんなことを言われると
ますます選ぶのに迷いそう。

みなさんはどんな塩をお使いですか?


イタリアでよく使われている塩は
大きく2種類あります。

どの家庭でも、この2種類を使い分けている感じがします。

それは

サーレグロッソ
サーレフィーノ

サーレは 「塩」
グロッソは 「塊」とか「ごっつい」なんて意味
フィーノは 「細かい」という意味

結晶の大きな  サーレグロッソ
細かくサラサラした サーレフィーノ 

こだわっている方もいるかとは思いますいが、
わたしが滞在していたおうち全て
この2種類を使い分けていました。


パスタを茹でるときの塩

イタリアといえば「パスタ」。

パスタを茹でる時に、塩を入れて茹でますよね。

イタリアでは、この時、
必ず「サーレグロッソ」を使います。

理由はよくわかりませんが、
サーレフィーノを使うことはありません。

イタリア以外に留学する子たちは
スパゲッティとサーレグロッソを持っていく
と聞いたことあります。

パスタを茹でるのは

「絶対!サーレグロッソで!」

これが当たり前なのです。

パスタを茹でる時にたっぷり塩を入れるのですが、
大さじ1杯の重さはサーレグロッソのほが若干重いのです。

毎回サーレグロッソを使って味を決めているので、
サーレフィーノにすると味が変わってくるからだろうなぁ
そんなふうに思います。



その他の時に使用する塩

パスタ以外では
サーレフィーノを使います。

魚や肉にかけたり
サラダにかけたり

そんな時はサーレフィーノ

サラサラの塩です。

煮込み料理など、
水気があって、長時間煮込むときなんかは
サーレグロッソを使う時もあります。

サーレグロッソとサーレフィーノの使いわけは

パスタを茹でるか、そうでないか

になりますね。

海の塩?陸の塩?

イタリアは、半島の国
日本と同じく、海に囲まれています。

だから、塩も海の塩を使うことが多いです。

サーレグロッソは、結晶が大きく、ゴツゴツしているので
岩塩ぽく見えますが、これも海の塩なんですよ。

こだわってらっしゃる方は
海の塩と岩塩とか使い分けているのかもしれませんが

わたしが滞在中に知り合ったイタリア人で
そこまでこだわっている人はいませんでした。

誰もが、サーレグロッソとサーレフィーノの使い分けはしてましたけどね。

フラミンゴの絵を探せ

サーレグロッソでパスタを茹でてみたい!

なんて思われた方。

イタリアのサーレグロッソは
こんなフラミンゴの箱に入って売られています。

ちゃんと
「GROSSO」(グロッソ)と書いてあるのを確認しましょうね。

日本ではこのフラミンゴの箱が有名です。


イタリアでは、こんな綺麗な箱には入っておらず
ボール紙のような、そっけない箱に入ってい売られています。

これ?と驚く見た目です。

そう考えると
この箱、綺麗なんですよ。

所詮、塩

使い分けてはいるのですが、
所詮「塩」なんです。

だから、どれを使おうが同じ。

イタリア人は頑なに、「違う」と信じています。

なにか違いはあるのかもしれませんが、
わたしもよくわかりません(笑)。

だから、パスタを茹でる時は、
必ずサーレグロッソを使わなくてはいけないわけじゃない。

わたしも、帰国後はサーレグロッソを使っていました。

でも、サーレグロッソって、スーパーに普通に売っているものでもない
成城石井に行って買ってくるとか
正直、ちょっと面倒なんですよね。

だから、今はサーレフィーノを使っています。
(イタリアから来たものを買っています)

わたしも、感覚で「これくらい」というのが身についているので
「それよりちょっと多め」
という感じで使っています。

お好みで使えばいいのだと思っています。

話題にするのも手

わたしのイタリアンはみんなに喜んでもらえるレシピなんです。

だから、ホームパーティとか
お友達を呼んでお食事をする場合に最適。

こう言う時に
こだわったお塩を使うと、話題も作れます。
なんなら、その場で食べ比べなんてしてみても面白いかと。

誰が正解とか不正解とかないから、
それぞれが意見を主張する。

そう感じるんだね〜なんて話が盛り上がると思います。

聞いた方がおうちで使ってみたりすると
その後のまた話すことができるし、
使い方や使う工夫など聞けて世界が広がると思いますよ。

食べるってそれだけじゃなくて
話す内容も大事なスパイス。
楽しく、知的なかいわができると生活が豊かになりますよね。

使うのも、使わないのも決めるのは「あなた」

イタリアでの塩
サーレグロッソ
サーレフィーノ
という2種類あるとわかりましたね。

それを聞いて、使ってみる、使わないでおく
それはあなたの自由です。

ちょっとでも、
おもしろそうかも?
なんて思って、使ってみるとか
自分なりに塩の使い方を工夫してみるとかすると
生活が少し豊かになること間違いなし!?

やってみてどうだったとか
誰にも言えない・・・
なんて思ってらっしゃる方は
ぜひLINEにご登録し、メッセージで教えてくださいね。

ちょっとのことで
生活が楽しくなること実感してもらえたら幸いです。



PROFILE

渡邉 憂子
渡邉 憂子オンライン料理教室「魔法のイタリアンレシピ」主宰
イタリア留学経験を活かし、オンラインで本場のイタリア料理教室を開催。自宅で美味しいイタリアンを楽しめるようにし、周りの人々を笑顔にをモットーに活動中。イタリア好きな方、料理自信のない方、大歓迎。一緒に美味しいものを作り、心も満たしましょう。

ブログ一覧

Contattaci
お問い合わせ

お問い合わせはメールフォームまたはLINEにて承ります。
お気軽にご連絡ください。