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りんごのお菓子 シュトゥルーデル

りんごのお菓子 シュトゥルーデル

シュトゥルーデルとは・・・

ヨーロッパ版アップルパイ

とわたしは認識しています。

北イタリアでは
ケーキ屋さんに普通に売られていて
人気のあるケーキの一つです。

イタリア語の響きと違って
ドイツかオーストリアっぽい音だな〜

なんて思っていたら
オーストリアのお菓子でした。

大陸の国々は
日本の県境みたいな感覚で国が違うから
食文化なんかも
結構、簡単に行き来するのね〜
なんて思ったことがありました。

旅するシュトゥルーデル

このシュトゥルーデルというお菓子
オーストリアのお菓子なんですが

起源は「トルコ」だそう。

名前は「バクラヴァ」

シュトゥルーデルの起源
アジア発なんですね〜。

それにも驚きです。


このバクラヴァ
写真のようなお菓子

薄い生地を何そのも重ねて
ピスタチオをつかって
焼き上がったら蜜をたっぷりかけて

ものすごく甘そうなお菓子
これが、シュトゥルーデルの起源だそう。

職人さんが工房の中で
生地をひたすら薄く伸ばしている映像を見ました。

ベールのような薄さで
向こう側が透けて見えます。

破れないか心配になりながら、この番組見ましたよ。

東ヨーロッパへ

NHKか何かで
オーストリアから電車に乗って
このシュトゥルーデルの起源を遡っていくみたいな番組を見ました。

立ち寄ったのはポーランドだったように思いますが、
同じように薄い生地を使ったデザートを
製菓専門学校みたいなところで作っていました。

わたしのイタリアでの知人で
セルビア辺りの出身の人がいて
帰国するたびに現地の食材を買い込み
郷土料理を作ってくれたことがあって。

その時にも、この薄い生地を使って
塩味のおかず(ハンバーグみたいなものを入れたもの)と
甘いデザートのようなお菓子(ジャムみたいなものを入れたもの)を
作ってくれたことがありました。

このとき、
パリパリとして軽いこの生地が気に入ったのですが、

流石に作れないし、買うにはどうするのだろう?
と思った記憶があります。

本当にベールのような薄さでした。

今振り返ると、

トルコのバクラヴァの記事が東ヨーロッパに伝わって
彼女たちがこの料理を作っているんだなぁ

とわかります。

ロシアの方にも
「バクラヴァ」という言葉があるようなので、
ヨーロッパに入ってから、西にも、東にも伝わっていたのでしょうね。

北上し、最終地点はオーストリア

オーストリアに伝わり
ナッツを使っていたバクラヴァもりんごを使ったものに変化して
シュトゥルーデルになったのでしょう。

やはり食べるものは、
地域で採れるものに影響されますからね。

そして、このシュトゥルーデル
近隣のイタリアの街にも伝わってきたのでしょう。


今まで知らずに
「美味しい♡」と食べていたけれど

こんなに長い道のりを旅しながら
長い時間もかけて伝わってきたなんて

これから食べる時に
今まで以上に「大事に食べたいな」
なんて思いました。

シュトゥルーデル おうちでも作れますよ。

このシュトゥルーデル

イタリアでもおうちで作っている方、結構いらっしゃいます。

わたしの師匠の奥様も
シュトゥルーデルが得意で。

どのお店より、
彼女のシュトゥルーデルが一番好きなのです。

本当に美味しくて
そのシュトゥルーデルを目標に作っていますが
なかなか作れない・・・。

お邪魔する時にリクエストして
作ってもらってます。


それでも、なんとか
美味しいものを作れるようになったので
レシピ化しました。

これ、
りんごで作るものが一般的と思っていましたが

さくらんぼのレシピもあって
そちらもご用意しました。

日本の柿で作ったものものあるようで
そちらのレシピも用意があります。

柿シュトゥルーデルも
甘くて美味しいですよ。

中身はいろいろアレンジできそうなので、
お好きな具材に変えても楽しそうですね。

レシピは下記からご購入いただけますよ〜。

秋の夜長に

シュトゥルーデル

おやつに
食後のデザートとして
友人宅のお土産に

なんて使われ方ができますが

おすすめなのが
秋の夜長のお供に

暗くなるのが早くなり、
暗い時間が増えてくる秋

読書
映画
何かにつけて夜起きていることが増える

ちょっとお腹がすいたな

そんな時に
シュトゥルーデル
ちょっと温めて
あればアイスクリームなんて添えて・・・

手作りシュトゥルーデルと共に
贅沢時間をお過ごしください。

PROFILE

渡邉 憂子
渡邉 憂子オンライン料理教室「魔法のイタリアンレシピ」主宰
イタリア留学経験を活かし、オンラインで本場のイタリア料理教室を開催。自宅で美味しいイタリアンを楽しめるようにし、周りの人々を笑顔にをモットーに活動中。イタリア好きな方、料理自信のない方、大歓迎。一緒に美味しいものを作り、心も満たしましょう。

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