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春を告げるお皿

春を告げるお皿

ホワイトアスパラは春を告げる食材

3月中旬から
ほんの僅かな期間
市場では大量に並びます。

僅かな期間だけ目にします。
これがみられると
まだまだ肌寒いベネト州でも
もうすぐ暖かくなるんだろうな、
なんて、春を感じられる気がします。

このアスパラの食べ方をご紹介します。

ホワイトアスパラ調理法

ベネト州では
というか、私の滞在していたトレヴィーゾでは
一家に一つアスパラを茹でる専用の鍋を持っているおうちが多かったのです。

これには驚きました。

毎年1回使うかどうか
どんな頻度のためのお鍋

これが面白くって

細長い円柱のお鍋で
中に一回り小さいザルがついています。

アスパラを縦にたてて茹でる(蒸す?)ため縦長のお鍋です。

この形状、よく考えられていて
穂先が茹ですぎるのを防ぐため
根元の方だけ浸かるくらいに水を入れて茹でると
硬い根本は柔らかく、穂先はちょうどよく茹でられるのです。

でも、ほんと、アスパラ茹でるだけ。
コスパは良くない鍋ですね(笑)。

アスパラの食べ方

アスパラの一般的な食べ方は
「アスパラゆで卵」です。

どうもこれ、「バッサーノ風」というらしい。

超シンプルで

茹でたアスパラと
ゆでたまご

見た目も全く映えません(笑)

それでも、この時期限定のご馳走です。

ただ、見た目は全く映えないのですが
食べると美味しいのです。

どう食べるのか?

これ、どう食べるのかというと

オリーブオイル
塩・胡椒
バルサミコ酢(お好みで)
をかけて
アスパラと卵を一緒に食べるのです。

マヨネーズの材料って
卵・油・酢
でしょう!?

このマヨネーズと同じ材料で
マヨネーズもどきをお皿の中で作っておいて
アズパラにつけて食べるのです。

食べさせてもらった時に
普通何をかけて食べるのかわからなかったので
「どう食べるの?」と聞いたら
「ナイフとフォークで」と返ってきて

う〜ん、そういうつもりじゃなくてだねぇ

なんといえば通じるのか?と悩んだことがありました。

状況を見て、察してくれて友人が

「オリーブオイルかけて、塩かけて
お好みでバルサミコかけて食べるのよ」

と教えてくれました。
この時、「どうやって」というのは
使う道具を指すこともあるのだなと学びましたよ。


アスパラと卵の組み合わせは定番

アスパラと卵の組み合わせは定番のようで

ゆで卵を目玉焼きにすると
どうやら
「ミラノ風」になるらしい。

卵は海外では
サルモネラ菌に汚染されているというのが常識なようで
加熱して食べることがほとんどです。

半熟卵なんかは、嫌がられます。

いろんな映え画像では
半熟卵と組み合わせいますが
イタリアでこれらを頼んでも、
固茹で卵だったり、
黄身が全部固まった状態で出てくると思ってくださいね。

ドイツでもホワイトアスパラを楽しんでる

北イタリア以外では
ドイツでもホワイトアスパラを楽しんでいるようです。

もう少し時期が遅いのですが
訪れた時にポタージュをいただいたことがあります。

それもとても美味しかったです。

ちょっと寒い地方では
このホワイトアスパラを楽しむ習慣があるのかな
なんて思ってます。

これを真似て
レシピも作ってみましたよ。

ちょっと物足りない時には

バッサーノ風ですが
シンプルに
アスパラとゆで卵だけなのですが
ちょっと物足りない・・・

そんな時は
生ハムを添えるとかなりリッチな感じに

少食な方は
バッサーノ風と、
サラダとパンで十分ランチで楽しめます♪

ここだけの紹介ですが
生クリームを入れて作ったスクランブルエッグと
アスパラもとても美味しいです。

これに合わせるのはエビがおすすめ。
ボイルしても、炒めてもいいですよ。

簡単なのは、エビとアスパラを一緒に茹でてしまうこと。


宣伝のようになってしまいますが

ホワイトアスパラのクロスティーニ
ホワイトアスパラのリゾット
アスパラポタージュ
もちろん
アスパラバッサーノ風もありますよ。
グリーンのアスパラを使ったクロスティーニやリゾットも。

オンラインショップにて
オンラインレシピ(PDFレシピと作り方動画)を販売しております。

アスパラを楽しんで〜♪

アスパラを使ったお料理はたくさんあるかと思います。

イタリアではこんな風に食べるのよ〜
と紹介していますので

ちょっと気分を変えたいとき
ぜひ参考にして
楽しい食卓にしてみてくださいね。

PROFILE

渡邉 憂子
渡邉 憂子オンライン料理教室「魔法のイタリアンレシピ」主宰
イタリア留学経験を活かし、オンラインで本場のイタリア料理教室を開催。自宅で美味しいイタリアンを楽しめるようにし、周りの人々を笑顔にをモットーに活動中。イタリア好きな方、料理自信のない方、大歓迎。一緒に美味しいものを作り、心も満たしましょう。

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