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アペリティーボってなに? イタリアの食前の素敵な習慣

アペリティーボってなに? イタリアの食前の素敵な習慣

わたしが大好きなアペリティーボ♡

アペリティーボとは、
食事の前に飲むお酒や食べ物のことを指します。

主にイタリアやフランスなどの地中海沿岸地域で、
食事前に飲むカクテルやワイン、
オリーブやチーズ、生ハムなどの軽食を楽しむ文化があります。

アペリティーボは、食欲を増進させる効果があるため、
食事前に飲むことで食事の満足度を高めることができます。

また、
アペリティーボは、
食事前の会話や交流を楽しむためのものでもあります。

最近では、日本でもアペリティーボを楽しむ店舗が増えており、
新しい食文化として注目されています。

アペリティーボ どんなふうに楽しんでるの?

イタリア人はアペリティーボを楽しむために、
友人や家族と一緒にバールなどのお店に行くことが一般的です。

アペリティーボは、
軽食やおつまみを楽しみながら、
お酒を飲むことができる時間帯で、
通常は夕方から夜にかけて行われます。

イタリア人は、アペリティーボの時間には、
軽い食事やオリーブ、チーズ、生ハム、サンドイッチ、
ピゼッタ、ブルスケッタなどのおつまみを楽しみます。

また、スプリッツやネグローニなどのカクテルや
ワインなどのお酒を楽しむこともあります。

アペリティーボは、
イタリア人にとって、
友人や家族との交流を楽しむための大切な時間であり、
リラックスした雰囲気で楽しむことができます。

飲むカクテルの種類

アペリティーボの代表的なカクテルは

スプリッツ

カンパリ、または、アペロールと
プロセッコ(スパークリングワイン)にソーダを合わせたカクテル

カンパリのが苦味が強く、
アぺロールは甘いのが特徴です。

何も言わないと、アぺロールで作られることが多いです。

また、最近、アプリッツにもアレンジが加えられ、
エルダーフラワーシロップを入れた白いスプリッツみたいなものもあります。

エルダーフラワーの華やかな香りが女性好みかと思います。

一番上の画像の
右側の赤いものが、カンパリのスプリッツ
左側の白いものが、エルダーフラワーのスプリッツです。

また、
ベネツィアの有名なカクテル
『ベリーニ』

桃ジュースと合わせた、色もピンクの可愛いカクテル
女性向きかと

ちなみにすぐ上の写真は、
ベネツィアのサンマルコ広場にある
カフェフローリアンでのアペリティーボです。

「プロセッコ」というベネト州のスパークリングワインなんかも
飲まれています。

ヴェネツィアの事情

ベネツィアでは
カフェフローリアンでも、もちろん
アペリティーボできますが

もっと気軽にアペリティーボができる場所があります。

それは、

「バーカリ」

これ、立ち飲み居酒屋だと思ってください。

「バーカリ」というのは総称です。
「居酒屋」感じのね。
それぞれ、お店に名前があります。

小さなカウンターだけで、
みんながものすごく集まって飲んでいます。

お店によってはテーブル席があるところもあります。

基本、立ち飲みです。

ここでは、カクテルはほとんどなく、
ワインを選びます。

ワインはグラスで注文。
好きな種類のワインを選んだり
お店の人におすすめを聞いたりします。

1杯1ユーロ程度。

そして、
おつまみの種類が豊富で、1つから注文できます。

こちらも、
1つ1ユーロ程度。

いろんなバーカリがあるので、
バーカリ巡りも楽しいです。

旅行者の方にはハードルが高いかもですが、
日本語表記のあるお店は
お勧めできません。

レストランも同じなのですが・・・。
特にベネツィアでは・・・。

並んでいるおつまみを指差して、
「プレンド」と言えばなんとかなると思うので、
勇気を振り絞って(そんなことないかもだけど)
日本語表記のないところに行ってみてね。


一つ一つは安いのですが、
調子に乗って頼んでいると
結構高額になることもありますので、
ご注意くださいね。

ストリートフード

おつまみですが、
持って歩けそうなもののあります。

わたしがおすすめするのは
「モッツァレッラ」
本当の名前は
「モッツァレッラ イン カロッツァ」

これ、
モッツァレッラチーズを挟んだサンドイッチの天ぷら

というイメージです。(すぐ上の写真がそれ)

これ、中に挟まっているものが

モッツァレッラとハム
このハムは日本でいうハム(「プロシュットコット」といいます)です。
日本のより薄くスライスされているので、ふわっとした食感です。

もしくは
モッツァレッラとアンチョビ

わたしはアンチョビをおすすめします。
アンチョビの塩気と
モッツァレッラのミルク感のマリアージュがなんとも言えないのです。

揚げたてにあたると、本当美味しくて。

一番おすすめのお店は、
Gislon(ジスロン)

駅の方からサンマルコ広場へ行こうとする向きで
リアルト橋を渡って、
ステファネルの横の細い道を入って行った突き当たりです。
この道、本当に細いので、心配になるかもしれませんが大丈夫。

この『Gislon』
ベネツィアの人に教えてもらっているので、
味は保証できますよ。

現地の人が「いい」というお店は信用できます。

ミラノの事情

アペリティーボは、ミラノでも有名

ミラノでは、
ビュッフェ式でアペリティーボを催しているお店が多く
そのおつまみの量が半端ないのです。

時間の限り、何回でもおかわりして良い。

ただし、お酒は注文した際、その都度、支払います。

だから、
このアペリティーボでお腹いっぱい
夕飯のかわりにもなっちゃう

ということで、
アペリティーボではなく
アペリチェーナと呼ばれています。

食前酒だけど、夕飯(チェーナ)の代わりだから
アペリチェーナ

新しくできた言葉です。

ベネツァイアと違って、
ここではテーブルについて、落ち着いて食事できますよ。

10ユーロちょっとでお腹いっぱいになるから
お得感も。

ミラノに立ち寄った時にはぜひ、行ってみて。
レストランより早く開いているので、
日本の方にはいいと思います。

おうちでも楽しんでみませんか?

イタリア人でも外で楽しむアペリティーボ

おうちでも料理しながら楽しんでます。

バゲットをスライスして好きなものを載せる

とか、
生ハムを添える
チーズを切る

これでも十分、アペリティーボとして楽しめます。

わたしのLINEにお友達追加していただくと
簡単にできるアペリティーボレシピ 3品 プレセントしてます。

よかったら、ご活用くださいね。

PROFILE

渡邉 憂子
渡邉 憂子オンライン料理教室「魔法のイタリアンレシピ」主宰
イタリア留学経験を活かし、オンラインで本場のイタリア料理教室を開催。自宅で美味しいイタリアンを楽しめるようにし、周りの人々を笑顔にをモットーに活動中。イタリア好きな方、料理自信のない方、大歓迎。一緒に美味しいものを作り、心も満たしましょう。

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