イタリアに滞在した時

「今日は流れ星の日だから、空を見てると流れ星が見えるわよ」

そんなふうに言われました。

流れ星が見えるというより

「流れ星の日」というのに驚いて！！！

最近なんとか流星群と聞くようになりましたね。

結構昔、

冬に「しし座流星群を見にいくぞ！」と友人と出かけた記憶があります。

この辺りから、流星群という言葉を聞くようになりましたね。

８月１０日が流れ星の日

イタリアに行って思ったのが、

こういう天体とか、季節とか

日にちが指定されてること。

流れ星の日が８月１０日だったり、

春は３月20日から・・・

とか始まりと終わりの時期がきっちり決まってる。

いろんなことがルーズというようなイタリアのイメージからは

考えられないくらいきっちりしてる（笑）

８月１０日は、ペルセウス流星群に関係しているのでしょう。

違う年に行っても、８月半ばには、

庭にリクライニングチェアをおいて、みんなで空眺めて

「あ！今流れた！」

「今回のは、長かったよ！」

なんて言いながら見ていた思い出があります。

みんな大好き 星座占い

イタリア人は星座占いが大好き。

日本でも、今日の運勢みたいな星座占いを朝の情報番組で見ることありますよね。

イタリア人は、これが好きみたいで。

友達になったり、仲良くなり初めの頃に

「誕生日いつ？」と聞かれることも多くて。

誕生日を言うと

「あ、それは〇〇座だね」というんですから。

びっくりです。

言ったのが男性だったことに、一番驚きました。

わたしから〇〇座というのならまだしも、誕生日から割り出すんですもの。

その時に、星座の本を持っていたというわけでもないのです。

わたしの勝手なイメージですが、

占いってどちらかと言えば、女性が詳しいと思ってて。

全くもって偏見ですが・・・。

友人が妊娠した時、予定日に合わせて、

獅子座のライオンのプリントされたベビー服を渡していた人がいました。

だた、遅く生まれてしまって乙女座になってましたが・・・。

星座占いが好きな人が多かったんです。

停電に対して怒る人が少ない

わたしが留学する前に、送電線が切れて、

イタリア国中が停電になった事故がありました。

イタリアでは国内で発電しておらず、

スイスやフランスなどから電気を買っています。

その送電線が切れたのです。

イタリア国内、大部分で停電になり、

日本でも報道され、さぞ、イタリアは大変だっただろう・・・

そう思い、留学が始まった時にホストファミリーや友達になったイタリア人に

「停電大変だったでしょ？」と聞いてみました。

そうしたら、わたしが思ってない答えが・・・！

衝撃でした！

というのも、

「ちょうど新月だったから月がなくって、真っ暗になってるから星がものすごっく綺麗だったんだ」

だったから。

「大変だった」という言葉は出てこない。

「なんなら、またあってもいい。」と言った人も。

確かにニュースでも、

「星が綺麗に見えて・・・」みたいなこと言ってたけど

本当にそう思っているのね。

そして、日本人の感じることとイタリア人の感じることって本当に違うんだなと実感しました。

日本にいるとものすごく便利。

東京とか名古屋（でも名古屋駅あたり）、大阪その他の大都市は

近代的でものすごく綺麗

夜でも明るくて、治安も悪くない。

逆に、夜が明るいということは

星空を楽しむことができない。

気候も全く違うので、クーラーがないと生活に支障をきたす日本と違い

石造りの家の中にいれば涼しいイタリアとでは

電気のある、なしの重要性も違うんだけど

文句を言ってる人はいなかったな。

あ、冷蔵庫が使えないから

「アイスいっぱい食べたよ」

とも言ってたな。

イタリア人は面倒なことも楽しんでしまう

そして、自然を愛でている

よく、「虫の声をいい音だとするのは日本人だけだ」というけれど、

わたしの師匠（イタリア人）も虫の声を

「いい音だろう？」と言っていたんですよね。

イタリア人、思った以上にロマンチックな人が多いですよ。

８月には流れ星を探してみては？

もし、８月半ばあたりに旅行に出かけるのであれば、

可能であれば、ちょっと郊外に宿をとって、

夜空を眺めて、流れ星を探してみるのもいいでしょう。