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イタリア人の大晦日の過ごし方はやっぱりパーティ!?

イタリア人の大晦日の過ごし方はやっぱりパーティ!?

イタリア人はパーティ好き。

カンターレ

マンジャーレ

アモーレ

のお国柄ですね。

ほんと、よく食べます(笑)。

喋ってないと死んでしまう!?

魚のマグロって、泳いでないと口から水を入れられなくて

呼吸できなくなって死んでしまうってご存知ですか?

イタリア人って、これに近い感じで

喋ってないないと死んでしまうのでは?と思うくらいの人たち(笑)。

いろんな人と喋って過ごす。

街中にある「バール」と呼ばれるカフェ

ここ行くのには、知り合いを探しに行っているのでは?

と思うくらい、

友達や知り合いを見つけて話してます。

一度、「バールに行くのは知り合いを見つけに行くためでしょ?」

と聞いたことがあります。

もちろん、「ちがう!」と全否定されましたが

わたしは、少なからず、この理由は当たっていると確信しています。

マフィアと同じくファミリーが大事

イタリアでは

気のおける人たちと時間を過ごすってことをとても大切にします。

家族はもちろん、

気の合う友人も。

広い意味でファミリーと思う間柄。

この延長にマフィアみたいな関係になるのかな?

そんなふうにも感じます。

そんなイタリア人、人が集まるとただ喋るだけでなく

美味しい食べ物も必須。

クリスマスは、血縁の家族と過ごすことが多いので、

年末は気の合う友人と過ごすことが多いのです。

12月31日はイタリアでは

サンシルベストロなんて呼んだりしますが、

夕食を友人と一緒に

豪華に、盛大に食べます。

ここでも、たくさんおしゃべりしながら。

楽器を持ってきて、演奏したり、歌歌ったりすることもあります。

そして、深夜、

カウントダウンと共に

スパークリングワインの栓を抜き

みんなで「わ〜い!」と言わんばかりに

「おめでとう」の嵐。

外では、花火が上がったりして

本当にお祭りムード。

自宅のお庭がある人なんかは、

ロケット花火みたいなものをあげたりしてます。

大晦日に食べるものとは?

この大晦日に必ず食べるものがあります。

それは

・レンズ豆

・コテキーノまたはザンポーネ

これは、年末の縁起物らしいのです。

レンズ豆

こちらは、ご存知の方も多いと思います。

平ぺったいちいさなお豆。これをソフリットと煮込んだ豆料理。

レンズ豆がお金(コイン)みたいだから、

これを食べることで金運を上げるのだとか。

同じ豆料理でも、インゲン豆などではないのです。

コインをイメージするレンズ豆でなくてはいけません。

コテキーノ

こちらは、ソーセージのようなミンチの肉を腸詰した物

お肉は大きめに弾いてあるようで、

ソーセージよりごろっとしています。

使っている肉の部位が油分が多いのか

でも、ソーセージより柔らかいし、だいぶ油っぽいという感じです。

ザンポーネ

こちらもソーセージみたいなのですが、

足の皮(蹄付き)に詰まっています。

豚足みたいな見た目です。

こちらも油っぽい感じですね。

食べ方

自家製というより、真空パックになったものが売られているので

お湯につけて温めて、それを切り分ける感じです。

必ず、上記のレンズ豆と一緒に食べます。

いつまでも楽しく過ごす

花火をし終えると部屋へ戻ってきて

話したり、カードゲームをしたり

夜中何かしら一緒にいるようです。

といっても、わたしは途中でいつも眠くなり

おやすみ〜といって寝に行ってしまう

もしくは、みんなでおいとまするので

どう終わるのが本来なのかよくわかっていないのです・・・。

元日は・・・

元日は、

徹夜のように過ごしているので

ゆっくり過ごすんですよ。

日本のように、親戚のお家に行くとか、

教会みたいなところへ行くなんてことはありませんね。

イタリアでは、日本のハロウィンのように

みんなで楽しく騒ぐことに意味があるように感じました。

お国が違うと、文化や考え方がちがう。

当たり前なのですが、日本に住んでいると

私たちが普通、当たり前と考えがち

異国の文化に触れたり、読んだりすることで

日本の生活が当たり前じゃないし、

それを知ることで、視野や考え方の許容範囲が広がったり

今の生活が感謝できることだと気づくことができると思うのです。

みんな違って、みんないい

そう考えるんだね〜

それがあなたたちには当たり前なんだね〜

そんなふうに受けいれたり、受け止めたりできる世界になるといいな

と思っています。

PROFILE

渡邉 憂子
渡邉 憂子オンライン料理教室「魔法のイタリアンレシピ」主宰
イタリア留学経験を活かし、オンラインで本場のイタリア料理教室を開催。自宅で美味しいイタリアンを楽しめるようにし、周りの人々を笑顔にをモットーに活動中。イタリア好きな方、料理自信のない方、大歓迎。一緒に美味しいものを作り、心も満たしましょう。

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